ここでは工事終盤〜施工完了の内容をもう少し具体的にご説明します。
工事完了後は竣工検査を居住者(理事会や修繕委員)立会いのもとで行ないます。稀に計画通りに施工されていないことや、不具合が見つかることも。発注者の目で、厳しくチェックしましょう。

工事の流れ
竣工検査

施工中は各工程ごとに、施工担当者による補修確認や施工責任者による検査を
受けながら工事を進めています。竣工検査では足場を解体する前に、施工責任者と
ともに、全修繕箇所の説明を受けながらチェックしていきます。
不具合があればすぐに補修してもらうか、後日アフターサービスで補修してもらうか
打ち合せ、書面で確認しましょう。

工事完了確認

竣工検査で全補修箇所が問題なく補修されていることが確認できたら、工事完了確
認書類にサインします。施工会社側はこれで全工程が問題なく完了したという確認の
、管理組合側は問題なく引き渡しを受けたという確認の意味を持つ書類です。
これで、大規模修繕工事が完了です。

竣工書類の確認

工事完了確認を行ない、最後に竣工書類の受取・確認を行ないます。
書類の種類は施工会社によって少々異なりますが、一般的には以下のような
書類を受け取ります。

  • ・工事完了確認書
  • ・各戸補修確認書控え
  • ・保証書
  • ・アフターサービスの覚書
  • ・打ち合わせ議事録
  • ・使用した資材等のカタログや一覧
  • ・補修箇所図面
  • ・(仕様変更があった場合)仕様変更書
  • ・施工計画書
  • ・施工写真